2013-01-01から1年間の記事一覧

ビデオ鑑賞

前に観た映画を またDVDで鑑賞「2回目だと感動も 少し減っちゃうわね」 そう君は言うけど 僕は結構ジーンと来てるあの時は初デートで 緊張しまくってたから 実は内容なんて ほとんど覚えてないし……「あなたはどう?」 「うん、とても良かったよ」ストー…

不器用者

「ナイフみたいに尖っては 触る物みな傷つけた」 という程ではないけれど いつもトゲを持っていた俺どんな女と付き合っても 言葉も態度も反発的だから 長続きするはずも無しそんな俺を見かねて 友人が忠告 「自己主張ばかりじゃ駄目だ 協調しながら距離を縮…

フラッシュバック

心のアルバムの 恋愛遍歴のページそこから真っ先に飛び出すのは 決まっていつも君まぶしい笑顔の 豊かな表情を見つめて いつも夜更けまで話してた ……という そんな思い出よりも最後の日 この顔を思いきり にらんで去って行ったその鋭い瞳が ふとした瞬間に …

遠回り

八方美人……そうかも知れない そんなふうに 映らない方がおかしいみんなにいい顔をして 時には意中にないコから 勘違いされてしまうでも違うんだ 本当の気持ちはいつも隅っこで おとなしくしてる 君を振り向かせたい気になっているのは ただ君だけ

トラベル

さあ もうすぐ到着だよあそこには たくさんの珍しい生き物と きれいな風景が広がっている特に 同じ生命体同士で戦い合うのは よくあることだが 自分を犠牲にしてまで助け合う生物は めったにいないから 機会があればしっかりと 頭脳回路にセーブしておくがい…

日 記

「あなたも古いCD 聴かないのは処分したら?」「うーん、そうだな」 ……と考える 否、ふりをするだけで 捨てる気は全く無しなぜなら 眺めているだけでも メロディと共に記憶たちが 次々に甦ってくるつまりは僕の 大切な日記なのさでも君には ずっと内緒のつ…

アピール

誰か気づいてくれないかな ここにいるんだけどなぁ 誰か見つけてくれないかなみんなに埋もれて 目立たなかったけど やっと自己主張できたんだ存在を忘れられないように 花束をいっぱい抱えて……だから 誰か側に来てくれないかな ずっとパワーを 温めていたん…

よどみ

君が無くしたものは あまりに大き過ぎて 慰めることができなかった君が失ったものは 計り知れなくて 声すら掛けられなかったそして静かに うねり続けた時間言葉は無くても 気持ちは伝わるかと思っていたけど 形だけでも 何か話した方が良かったかなでも やっ…

桜色の日曜日

やわらかな風に 揺れる春の香り青空に照らされる 笑顔の花びらも爛漫で 長い間の この険しい表情も 緩んでいくばかりずっと待っていた ずっと会いたかった今日は 桜色の日曜日君がとても好きさ 誰よりも 何よりも

ボレロ

同じような毎日の 同じような二人だけど 少しずつ異なる毎日を 静かに成長していく不変な時の流れに ただのひとつとして 同じものは無く 世界は常に 新しく奏でられるだから そこにはいつも 希望があるのだろう……なんてことを ひとり今日も考える何度も繰り…

気まぐれ

あれっ どうしたのかニャ?好物のエサを中断し 急に眺めだした窓の下おやおや 毛づくろいまで始めて さては好きなコが 家の前を通ったんだなしかし 追いかけるのかと思ったら 何だか切ない顔をして 寝始めちまったよまだ昼なのに まったく気まぐれで 理解に…

デジャヴ

初めて訪れる地なのに なぜこんなに 懐かしんだろうよく見る看板があるから じゃないし よく似た道が伸びている わけでもないよく行くコンビニがある わけでもないけれど この輝きと この温もり……あぁそうかこの町にも 春がやって来てるんだな

フレッシュ

きれいなカップに揺らめく くつろぎのコーヒーその色が好きで その香りが好きその熱さが好きで その味が好き淹れたてそのままが 僕は一番好きだけどたまには 砂糖で甘くなり ミルクで化粧した君も新鮮さが漂って とてもステキだよ

岐 路

不意に視線が重なった その大きな瞳吸い込まれそうなほどに 深く魅力的な黒すぐに目をそらせたけど 頭のキャンバスから 消えることがない明日もまた 同じバスに乗れば合えるけれども今日で もうお仕舞いにしよう早出するのも これで3度目だし見つめるだけで…

安心感

突然のお迎え依頼に 駆け付けた駅前の広場寒さで顔を歪ませる俺に 「お礼だ!」と言いながら ピッタリ寄り添う姉貴一瞬驚き 「恥ずかしいからよせよ」 と言いつつも 幼いころに手を引かれた あの落ち着く気分を ひそかに楽しんでいる恋人に腕をつかまれても …

風に吹かれて

自分はどこから 来たんだろう何のために 生きているんだろうどうしてここに いるんだろうこれからどこへ 行くんだろう自分は一体 誰なんだろう……その答えは 友よ 風に舞っている答えは風の中 - おかげさまで ブログ開設2周年を迎えることができました。皆さ…

面影列車

頭の上に架けられた 二本雲のレール並んで伸びる飛行機雲は 静かな空の贈り物君の街へと 向かっているけど誰といるのだろう 何をしてるだろう君も同じように 見上げていないかな消えてしまう前に 今すぐ会いに行きたい面影列車に飛び乗って

寝 子

いつもスヤスヤ 時にゴロゴロこっちはバテバテなのに 呑気なもんだけど しょうがないか その寝顔も たまらなく可愛いからでもちょっとだけ 起きてくれないかな 「おめでとう」と言いたいのさ初めての誕生日に お祝いのチューだよ寝ぼけ眼の君には 迷惑なだけ…

銀河の片隅で

誰にも止められないほど 好きでたまらなかったのに あの人とはもう二度と 会うこともなく 旅をすることもなくただ 溜め息と街のノイズが 冷たいベッドに滲み いつしか凍りつく夜空に 静かに包まれる星たちは 泣いているのか 笑っているのか そしてあの人の姿…

記念日

「ねぇ、そろそろやって来るわね」 「ええっ! もう1ヵ月?」 「もー、何言ってるのよ ケーキでも買って食べましょ」そういえば 初めてデートした日が 間近に迫ってるな一年の中の ごくありふれた日で もう何年も前のことなのに大切な記念日として君は 忘れ…

キャッチ

気づいてほしくて 君の前を行ったり来たりなのに君は素知らぬ顔で ずっと遠くを眺めてるこの思いを強く キャッチしてほしいのにいつになったら 振り向いてくれるんだろうそもそも君のアンテナとは 波長が合わないのかな

オーラ

北風のバス停で 隣り合わせた君何年か振りなのに 魅力的なままだから すぐに分かったよでも君は 全く気づいてくれないねこの顔中を覆う マスクのせいかいや 君と釣り合う オーラが無いからだな相変わらず僕には……

月のスマイル

トボトボ歩く 真冬の夜道ヘッドライトに照らされる 白いため息を 君は笑って見つめてる「何をそんなに 落ち込んでるんだい」いや…… あんたに話す ほどのことじゃない「そうか、ま 明日からまた頑張んな」そう見下ろしながら 相変わらず 笑い続ける君……そうだ…

新しい笑顔

新しい洋服 新しいアクセサリーに 新しいサイフ 君がはしゃぐように 新品って基本的には とても嬉しいものだけど 僕にとっては ブルーな時もあってね 新しいシワ 新しい白髪に 新しいオヤジギャグ…… でも仕方ないよな 新しい年を重ねた その副産物なんだから…