2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

桜色の日曜日

やわらかな風に 揺れる春の香り青空に照らされる 笑顔の花びらも爛漫で 長い間の この険しい表情も 緩んでいくばかりずっと待っていた ずっと会いたかった今日は 桜色の日曜日君がとても好きさ 誰よりも 何よりも

ボレロ

同じような毎日の 同じような二人だけど 少しずつ異なる毎日を 静かに成長していく不変な時の流れに ただのひとつとして 同じものは無く 世界は常に 新しく奏でられるだから そこにはいつも 希望があるのだろう……なんてことを ひとり今日も考える何度も繰り…

気まぐれ

あれっ どうしたのかニャ?好物のエサを中断し 急に眺めだした窓の下おやおや 毛づくろいまで始めて さては好きなコが 家の前を通ったんだなしかし 追いかけるのかと思ったら 何だか切ない顔をして 寝始めちまったよまだ昼なのに まったく気まぐれで 理解に…

デジャヴ

初めて訪れる地なのに なぜこんなに 懐かしんだろうよく見る看板があるから じゃないし よく似た道が伸びている わけでもないよく行くコンビニがある わけでもないけれど この輝きと この温もり……あぁそうかこの町にも 春がやって来てるんだな

フレッシュ

きれいなカップに揺らめく くつろぎのコーヒーその色が好きで その香りが好きその熱さが好きで その味が好き淹れたてそのままが 僕は一番好きだけどたまには 砂糖で甘くなり ミルクで化粧した君も新鮮さが漂って とてもステキだよ

岐 路

不意に視線が重なった その大きな瞳吸い込まれそうなほどに 深く魅力的な黒すぐに目をそらせたけど 頭のキャンバスから 消えることがない明日もまた 同じバスに乗れば合えるけれども今日で もうお仕舞いにしよう早出するのも これで3度目だし見つめるだけで…

安心感

突然のお迎え依頼に 駆け付けた駅前の広場寒さで顔を歪ませる俺に 「お礼だ!」と言いながら ピッタリ寄り添う姉貴一瞬驚き 「恥ずかしいからよせよ」 と言いつつも 幼いころに手を引かれた あの落ち着く気分を ひそかに楽しんでいる恋人に腕をつかまれても …