岐 路

不意に視線が重なった
その大きな瞳

吸い込まれそうなほどに
深く魅力的な黒

すぐに目をそらせたけど
頭のキャンバスから
消えることがない

明日もまた
同じバスに乗れば合える

けれども今日で
もうお仕舞いにしよう

早出するのも
これで3度目だし

見つめるだけでは
気が狂ってしまいそうで