2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ゴール

つらかったな 苦しかったな歯を食いしばって よくここまで耐えてこれたな しばらくは目を閉じて しっかり休むといいよまた先を見つめたら 芯から休めないから 何も考えず ひたすらくつろぐといいでも 少ししたら目を開けて そして 受け取ってほしいんだ君の…

Alternating Current

愛って何だろう…… 恋って何だろう…… 子供だったら 何て答えるだろうかはにかみながら ただ笑うだけかな 単純な答えが 聞きたいだけなんだけど……たとえば 「電気とは」と尋ねられて 直流がどうだとか 電圧がどうのと言うんじゃなく すかさず「あれ」って 天井…

希 求

新しいパソコン 多機能ケータイ ピカピカの新車……欲しいものを数え上げたら キリがないけどでも今 何より求めてるのは 遠くに眺める その優しい笑顔少しは僕にも 分けてもらえないかな

太 平

水平線の彼方まで 舟を漕ぎ出そう何があるのかなんて解らないけど それならそれでいいじゃないかとにかく今から 一緒に出かけたいんだそう むしろ何もない方が 楽しいかも知れないずっと君と 向かい合えるから

多 忙

人間だったら夢を持ち それに向かって羽ばたこう なんて言葉は 余計なお世話だけどでも何かポンと夢を描いて いつか叶うといいな と思いながら過ごすのは楽しいねふと気がつくと その夢が現実になってることが多いのは たとえ大きな夢でも 単純な願いだと聞…

暗 闇

出してくれ この閉ざされた部屋から出してくれ この暗黒の世界から拳が擦り切れて 血がにじんでいるのに誰かいないのか 誰か聞こえないのか間違っていた 強がってた自分はバカだこんな空間に 自ら身を投じた自分は ただの弱虫だった笑われてもいい 誰か助け…

告 白

「あのー、もし良かったら つ……付き合ってもらえませんか?」ふぅ、やっと言えたよ 喉がカラカラだけど この一言までが長かったなぁ断られたらどうしようか、とか 付き合ってる人がいたら どれくらい落ち込むかな、とか アレコレ考え過ぎた結論として 胸の痛…

ガガーリン

「地球は青かった」なんて 至極当然のことも この星の姿を 誰も知らなかった時代には とても衝撃的だったはずしかもあの国の飛行士が 思い感じたままを つぶやいたんだから……これがもし 「祖国を代表して宣言する 我が国は地球を征服した」 なんて言ってたら…

裏通り

紺色の傘の後ろを 淡色の傘が付いて歩く 狭くて静かな裏通り親子だろうか 恋人同士だろうか大きい傘が 何度もクルッと回転して 後ろを気にしているのに 雨雲はじっと横たわり ただぼんやり眺めるだけ大丈夫 もう少ししたら 並んで歩けるよ大通りは もうすぐ…

招待状

一緒に旅をしないか? きっと楽しいことの 連続だと思うよ全てが新鮮で 抱えきれないほど いっぱいの思い出でも時には 予想もしない災難に 襲われるだろうし カッコ悪いところも 見られてしまうだろうそれでも構わないなら ずっと共に 歩み続けてほしいのさ…

成 長

何であの時 「ありがとう」と言えなかったのだろう 何であの時 「ごめんなさい」と言えなかったのだろう子供だったとはいえ いまだに頭を抱えてしまうそして 幾つもの夜が通り過ぎ たくさん恋もしたけれど どうしてあの時は 「さよなら」と言えなかったのだ…

一大事

「はい、もしもし 今? 電車の中だよ いや大丈夫……ガラガラだから でも大声では話せないけどそれより何? どうしたの? えっ! 一大事? 涙が止まらない!? 何で?はぁ……電話、切ろうか?」個人的には めったに料理しない君が 玉ネギを刻んでることの方が 一…

ツーリング

穏やかな空に誘われて スロットルを開くと 景色が流れ去り 爽快感という名の風に包まれるこのスピードに草花が身を揺らし 時に樹木までもが うなずき応えてくれるけど 走り去った後のことなど知る由も無いただ バイクにまたがって まだ少し肌寒い季節と一体…

言葉遊び

ワシは寝坊をしなくなったそれには ちょっとした理由があって一本早いバスで出ると 途中から乗って来る 可愛い女と会えるのが楽しみ……そんな男がいて二人がこの先 どう進展していくか 関心を抱きながら物好きなワシは毎朝 空高くから見守り続けているからさ…

自動ドア

扉の前に来れば 勝手に開くと思ってたから 危うくぶつかるところだった何で入れないの? 中がとても気になるのに……こじ開けてでも 入りたいんだけど 前みたいに 追い出されるのもいやだから とりあえず今日は 無茶はやめておこういつになったら 開くのか分か…

つい見上げてしまったけど まだだいぶあるなぁ……こんなきつい崖が 本当に 登り切れるんだろうかでも汗を拭いながら 振り返ってみると 地面は遥か遠い下で 空の方が近いようだよし ここまで登ったんだから大丈夫! 休みながら 確実に上を目指すだけださあ頑張…

ケンカ

大口論のあと 仲直りするたびに ぐっと身近に感じられるそんな相手は 一時の嫌な思いも 無駄になることのない 欠けがえのない存在だねいつかまた僕らも 激しくやり合うんだろうけど それまで以上に 仲良くなれるのなら ケンカも大歓迎!……かな?

デュース

荒い呼吸を乗せて 速球が返って来る お互い後には引けないが風を切るボレーだろうが バックスピンの魔球だろうが 何でも掛かって来い必死に食らいついて やっと追いついたんだ 今度はこっちが 引き離す番さ勢いのある奴のすごさを 目の当たりにするがいい今…

失 敗

楽しい思い出は 通り過ぎるだけなのに どうして人は 嫌なことばかり いつまでも覚えてるの?それは多分 同じ失敗を繰り返さないため じゃないかな……そうは答えたけれど どうしてこうも自分は 同じ失敗を 繰り返してばかりなんだろう君を愛することにも もっ…

桜物語

細い枝の先々に つぼみが一斉に並ぶ頃 僕は君を見送ったやがて花が咲き誇り 桜吹雪が舞う頃 君は新しい生活にも慣れ葉桜の存在さえ 忘れ去られる頃 途絶えていった 遠い君からの連絡あれから何回 季節が変わっただろう 頭の片隅からも 消えてしまいそうな中…

主人公

君が笑う 君がはしゃぐ時にすねてみたり 時には怒ったり泣いたり 悲しんだりそんな君は 主人公僕の人生の中の……

嘘道不審

これは自分の進むべき道ではない と分かっていても 歩ばねばならない時がある茨の中に逃げ込みたくても 丸腰では無謀すぎる引き返すこともできず 残された道は 前に進むだけだが待ち構えている 悪魔か恐怖の大王が 実は意外にも 真理を教えてくれるかも知れ…