2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

褒 美

生きてることが つらいかい?つらいだろうなつらいことだらけで 明るい兆しが何も無いそんな時は 惰性で生きていればいいよいつか必ず 待ち望むものが現れるそれは 生きていることに対する 天からのご褒美

幸 せ

幸せって何だろう深く追求すると 哲学に発展するけど例えば 明かりの点いた家に帰る という ささやかな当然……そんな ありふれた日常に 幸せを感じたいのさもっと身近に 幸せと付き合いたいから

バリア

何もないかのように 明るくふるまうけれど 心の中を誰にも見せないそんな君を見てると 胸がとても痛むのさガラスで覆われて 泣き声も 笑い声も聞こえないから君が割ろうとしないなら 僕がこの腕で 叩き壊したい厚そうだけど…… 時間が必要だけど……

生を受けたその日から 今に乗っかって 笑い 悲しみ 戦い続けてきたこれからも 悩み 憎しみ 苦しみながら 今を楽しんで行く疲れたら横になるし くじけたら うずくまるだろうがじっとしていても 今は常に動いているそんな幸運に身をゆだね 今の最先端から 未来…

つまずき

道に倒れて感じたことは 草花の柔らかさと 土のあたたかさそして 空の広さと深い青つまずかなければ 分からなかったこと

雨上がり

あじさいを滑るしずくより 君の涙が激しくて 僕はどうにも困ってしまう雨はとっくに止んでるし もうそろそろ 顔を上げてくれないかな傘に隠れたままじゃ いつまでたっても 分からないよ虹がこんなにきれいなことも 君が真面目に生きてることも

脱 出

突然はまり込んだ 地面の裂け目もがけばもがく程 深みにはまるばかりで 押しつぶされてしまう……そんな夢の後は 喉はカラカラ 髪はバサバサさ暑苦しい夜はうんざりだけど 冬になったら 氷の割れ目から抜け出せなくなるだけだから 落ちないためには 変えるしか…

罪 人

人の心をさんざん掻き乱して いつも知らんぷり寝不足にさせといて いつも澄まし顔一体どれだけ悩ませれば 気が済むんだろう君はホントに罪なヤツさただ恋人になってくれるだけで 全てが解消されるのに……

詮 索

せっかく捨てたんだから 広げないでおくれよ嫌な思い出や 汚れた過去など 処分してしまいたいのに どうしてそんなに興味があるの?でも 関心を持ってくれるのは うれしいことでもあるけどねそれらの延長線上に 今の自分があるんだから

宝くじ

「ねぇ3億円当たったらどうする?」 「ん? 12回払でWiiでも買うかな」 「もー、夢を持ってよ」うーん…… 夢がないんじゃなくて 欲がなくなったのかな太陽みたいによく笑う君が そばにいてくれることは 3億円以上の価値があるから……でもま、宝くじも 当たる…

浮 遊

横切るのではなく さかのぼるのでもなく 流れのままに進む新緑に包まれ 薫風に酔いしれ 夢見心地の河は 緩やかに沖へ向かう逆らうのではなく しがみつくのでもなく ただ自然のままに揺られる彼方はやがて海に憩える 笹舟のごとき オールの無い旅

木 陰

太陽が眩しいから 木陰で一休み雨が降り出したから 木陰で一休みでも本当は 君の木陰になりたい

ぼやき

まったく最近の連中は とボヤいてみたけれどきっと俺たちも そう言われていたはずだしそのボヤいた輩も 叩かれていたんだろうな古代の遺跡にも 「近ごろの若いやつらは」と 記されているらしいし……結局のところ みんな自分本位ってことか

コンクリートアニマル

大きな夢を持って 公園にやって来たのに叩かれて 踏んづけられて 時には恰好のマトにまでされて それでも耐え続ける パンダに象にウサギたち「大丈夫かい?」心配しないでくれ遊ばれてナンボの僕らだから 夢は叶っているのさ

ラブレター

友達と別れた後 一人たたずむ 夕暮れのバス通りこんなに帰りを遅らせているのは 軽やかに走り抜けるあの子を 今日も見たいからなんだ学校が違う彼女のことは 何ひとつ分からないんだけど だから余計に知り合いたいのさそう思いつつ だいぶ日にちが過ぎてしま…

遠 恋

待たせてごめん 一人ぼっちで待っててくれてありがとう やっと会えたね長い間 離ればなれだったけど いつしか君は 一番近い存在だから つのる想いの全てを 愛に変えていくだからもう ずっと離れないで遥かな彼方へはこれからは僕が 連れて行ってあげるから