銀河の片隅で

誰にも止められないほど
好きでたまらなかったのに
あの人とはもう二度と
会うこともなく
旅をすることもなく

ただ
溜め息と街のノイズが
冷たいベッドに滲み
いつしか凍りつく夜空に
静かに包まれる

星たちは
泣いているのか
笑っているのか
そしてあの人の姿は
そこに見えているのか

さよならオリオン
さよならペルセウス

銀河の片隅で
ひとり今日は眠るよ