2015-01-01から1年間の記事一覧

The End

愛が足りない…… 愛が欲しい……孤独の中で ただひたすら求め続けていたそして やっとのことで手にした愛も 鳥のように去って行ったそのことにまた悩み 愛を求めたしかし 求めるばかりでは 本当の愛は来ないと知った「君が受ける愛は もたらす愛に等しい」とい…

お願い

とってもシャイで 人見知りで 結構あわてん坊おまけに泣き虫で うつむくことが多いけど たまに怒ると怖くて時にわがままで 寂しがり屋で かなりの甘えんぼさんだから、もう 決して一人ぼっちにはしない……と約束してくれる?

安らぎ

店先から流れてくる 柔らかなアナログの音色に ふと立ち止まるいつ聞いたのか どこで聞いたのか 全く思い出せないけどどうしてなんだろう なぜかとても懐かしいまるで 初節句にまどろんだ 遠い日の記憶のように

四字熟語

なぁ 異□同□ってあるだろ 何だと思う? 「異口同音だろ」ところが俺さー 異性同伴って書いて でっかいXもらっちまったよ 「まったくアホだなー アッハッハ」……と笑って誤魔化して 自分のことは やっぱ内緒にしておこう□肉□食を かつて焼肉定食と答えて みん…

プロミス

覚えているかな 出会ったこの日を覚えているかな 誓ったこの日をいつか別れが訪れても この記念日には空を見上げて 月の中に互いの顔を映そうと そんな約束をしたけど忘れてしまったかな 出会ったこの日も忘れてしまったかな そんな誓いも……

忘れ形見

押入れの奥で 何年も冬眠していた 美術のクロッキー帳掃除の手を休めて ゆっくり紙をめくれば 思い出の風が吹いてくる まさに最高のご褒美そして3学期の終わりに やっと出てきた君の似顔絵ありのままを残そうと 丁寧に鉛筆を滑らせたのに でも君には 何だか…

知 足

「尊敬してる人とかいる?」 そう友人に訊かれたけど 誰も思い浮かばなかった「尊敬する人はいますか?」 そう面接で尋ねられたけど 何も答えられなかった子供の頃には 「尊敬するより される人になりなさい」 と聞いてきたけどそんなもの されなくていいし …

コネクト

大きな手 小さな手あたたかい手 冷たい手差し伸べられた手 振りほどかれた手……多くの手に 触れてきたけど一番好きなのは いつもつながっている 柔らかな君の手

視界不良

高いビルから見下ろすと 住み慣れた街も とても新鮮な眺めなのに悪天候のせいで 思い出探しも 記憶の焼付けも中途半端今日去るこの街を もっとはっきり 見ておきたかったのにただ 晴れていたところで 一体どれだけの 景色が見れただろうか目の前を潤すのは …

なぞなぞ

子供の頃のなぞなぞだけど やってみる? 「うん、任しな!」末期症状でもないのに 病名を口にしない病気ってなーんだ 「えーと、返答せん!」惜しいけどブッブー 答えは「言えん」よ 「あーそっかぁ」じゃあ次ね 学校で 反対できない場所ってどーこだ! 「え…

弥 生

春の空 空に雲雲に風 風の波波の香 香る花花に光 光の季季は春 巡る春

切離し

しばらく同じ レールの上を連なって来たけど 次のポイントで 君とはお別れだ僕は真っすぐ進むけど 切り離された君は 大きく右に曲がって 違う世界へ旅立って行くあっちは名残り雪かも 十分に注意して それから 事故にも気をつけてそれじゃ 時間だからお先に …

君の敵

「世界中が君の敵になっても 僕だけは君の味方だよ」そんな言葉を聞いたのは 歌だったのか ドラマだったのか一見キメてるようで その実 トンデモな言い様だと 今頃になって気づくということは自分も 似たようなことを言って振られた そんなケースもあるのか…

再出発

ザバッと水を掛けて 足跡を消してしまおう今までの道のりは ただの遠回りだから「人生は一度きり」昔からよく そう聞いてきたけど「人生は何度でも やり直しができる」そう考えないと 虚しさという波がまた 足跡を浮かび上がらせてしまうだから ここで少し休…

春の気配

突然の誘いを受けて 海の近くまでドライブ少し風が 柔らかくなってきたようで 君の表情も 前よりずっと柔らかいゆっくり顔を上げて 静かに空気を吸い込めば 体の温度まで 上がっていくようだね遠くを見つめる 君の視線の先に見つけた春まだ小さいけれど 確か…

沈黙は金

ケンカの原因は いつも決まって些細なことでも いざケンカが始まると 君からの口撃は とどまることを知らないねだからさ ストレスは日頃から 適度に発散しなきゃ鬱憤を溜めてばかりいるから そんな体型になっちゃうのさ「今、何て言った?」シマッタ……そして…

有意義

何も考えず ただひたすらに 無意味な一日の流れを 時計の針と共に見送るそんな時間は必要さ そんな時間も必要さ頭の中を空っぽにして 新しい何かと そっくり入れ替えるそんな空間は必要さ そんな空間が必要さ夜のとばりが下りる頃 やっと目的を見出したけど …

300編めの詩

詩を書き始めてから どれぐらい経つだろう 気がつけば これが300編めだでも 詩のブログを始めて 4年経っての達成なんて むしろ遅いぐらいだけどまぁいいか 自分の力なんて こんなもんだしね詩とは言えないものも 結構あるけど 明日からも思うままに ペンを…

霧の中で

霧の中を 僕は旅をする時には手探りで 時には意を決して この旅を続けるどこまで行っても 見通しは 一向に良くならず 時には霧の先が 行き止まりだったりするけどこれもまた 歩んで来た証だし 進むごとに 周りも見えてくるから 今日からまた 旅を続けるだけ…

趣 味

誰かが言ってたけど 楽しみながら8時間 ずっと続けられるなら 立派な「趣味」なんだってさ言われてみれば イラスト描いたり バイクにまたがったり ゲームしてる時も 半日だって楽勝だなだったら 君と8時間過ごすのも 全然ワケないけど これも趣味なのか?…

競馬予想

次はこれとこれと そしてこの馬が来そうだな と、片手間の予想が 見事に的中!……したかと思ったのに 先頭にもう一頭いたため せっかくの三連単がパーだ「そりゃ残念だったな」だろ もう俺は懲りたよ これからは心を入れ替えてもっとキッチリ予想して レース…

タイムアウト

つらい別れが終わり やっとたどり着いた部屋だけどそこにはまだ 思い出という君がいて ギシギシと 胸が締め付けられるばかりでも 泣いたらダメだ……いつかの映画のあと 泣き虫と言われたのが 冗談でもしゃくでそれからというもの 君の前では ずっと我慢してき…

想定外

おいらはサッカーボール揉まれて 蹴られて 踏んづけられてやっと抱えられても すぐまた体は泥の中そう いつもみんなに襲われて 追い回されるのが 自分の宿命なのさあ〜あ できれば女の子の団体に これぐらい追っかけられてみた……「バシュッ!!」

フル・スヌーズ

♪〜♪〜遅い朝に響く 休日モードのアラーム カーテンから忍び込む街のノイズも 心なしか柔らかいでも 今日の彼女との食事 まだ店を決めてないな そのあと遊ぶ所も どこか探さなきゃとりあえず起きたら トーストかじりながら考えようなどと思いつつ もう何度目…

懺 悔

苦しむことなんて 無かったのに歯を食いしばることも 無かったのに泣くことだって 無かったろうにすまないな 出会ってしまってこんな自分と……

夢 想

こんなに近くにいるのに 思いが分からないからこんなに話をしてるのに 心が読めないからそっとかざすだけで 君の考えが文字になる そんなアプリがあったらいいのにお昼に食べたい物 買いたい服 今から行きたい所一番 好きな人……いや 分からないから逆に 楽し…

限 界

いつになったら やって来るのかな 遠くを見すぎて 首が痛いよいつになったら 戻って来るのかな 寒さも限界で 待ちくたびれたよ居たらいたで 当然の暖かさだけど こんな長い別れは 心の芯まで 凍えていくばかり早く会いたい……春は今 どのあたりだろう

ワルツ

ワルツを踊ろう 心のままにワルツを踊ろう 明日のためにしっかりと 手と手をつないでタンタンタン タンタンタン……ワルツを踊ろう 君と僕と 誰かのために

山茶花

大寒の到来セーターから首を出せば 見渡す限りの茶褐色と それに溶け込む 黒ずくめの人々海は荒れて 雲は明かりを覆い 一人たたずむこの肩を 小刻みに揺するただ 彩りを添えるのは 可憐に開いた さざんかの花だけ「ゴメンね遅れて」 「いや、大丈夫だよ」荒…

Heart Warm

雪が降る中を 僕は歩く白い息を浴びて 僕は急ぐ電車が入って来る前に 駅に着かなきゃ……ホームに降りた君に 傘と共に サプライズを届けたいしそして互いの顔を 少しでも早く 笑顔に変えたいからねこんな 凍える夜には……