2018-08-28 避 奔 大きく広げた手の平に 君は突然舞い降りた可憐で鮮やか だけど 名前も知らないきれいな蝶そっとカゴに入れて ずっと眺めていたけれど 君は出口を探し続け そして遂に わずかな隙間から逃げてしまった残ったのは 悲しんでいるような 怒っているような スケッチに残る君の姿……全くどうかしているよ 気ままに遊ばせてるつもりが 固く縛り付けていたことに 今頃やっと気づくなんて今日も一人突っ伏して 潰れそうな胸を押さえながら そう悔い続けるはぁ 俺も逃げ出してしまいたいどこか遠くへ……