2015-08-24 ダイアリー 終わりの近づいた夏休み 残りは日記だけとなり 軽快に自転車を走らせたのは 君と約束した昼下がりのプール でも まるで貸切みたいだったのに 浮き輪を忘れた君は サイドに座りっぱなしだったね そんな君に 水をぶっかけて笑い合い 泳げない君に特訓! みたいなふりをして 手をつなぎたかったんだけど なぜか崩せなかった 乱したくなかった その濡れることのない髪 西に傾く太陽の下 がむしゃらに水を掻いて モヤモヤを振り払ったあの日は 文字にはできなかった 遠い夏の ラスト・ダイアリー