パラレル

人生につまずいたあの日は
完璧に自分を見失った

人生につまずいたあの日は
大音量のヘッドホンで
脳ミソをグチャグチャにした

人生につまずいたあの日は
意味の無い言葉を
わめき続けていた

人生につまずいたあの日は
死ぬことだけを夢見ていた

そしてまた人生につまずいて
この存在価値を問いかけても
答えはどこにも見当たらず

ただ不意に
何かに呼ばれた気がして
また一歩を踏み出し始める

そんな繰り返しだけど
きっとどこかの誰かと
同じようなものなのかも