冬至の夜

あわただしい年の瀬

丸めた背中を伸ばして
見上げた冬至の空は
どこまでも冷たく
この街を覆い尽くす

今日一日のねぎらいと
明日への活力……

ねずみ色の雲たちは
とてもそんな気分になど
してはくれないけれど

それでも僕は
腕をいっぱいに伸ばして
消えゆく空に別れを告げる

長い夜の向こうで
新しい自分が
新しい朝と出会うために