2011-12-22 冬至の夜 あわただしい年の瀬丸めた背中を伸ばして 見上げた冬至の空は どこまでも冷たく この街を覆い尽くす今日一日のねぎらいと 明日への活力……ねずみ色の雲たちは とてもそんな気分になど してはくれないけれどそれでも僕は 腕をいっぱいに伸ばして 消えゆく空に別れを告げる長い夜の向こうで 新しい自分が 新しい朝と出会うために