飛行機雲

冷たい大地を枕にして
静かに吸い込む
夕暮れの大気

ふとよみがえる
遠い記憶の断片たち

幼い頃の冒険や
青春の時の疾走……
生きていることに
思い悩んだ日々……

そして
一体どこへ
これから自分は
向かうのだろうか

いくら考えても
答えは見えて来ないけど
それならそれで構わないさ

突き進む彼方には
無限の世界が広がることを
あの遠い飛行機雲が
そっと教えてくれたから