花 火

衝撃波と共に
目の前に現れた君

暗闇に咲く華に
魅了され続ける僕は
ただ「綺麗だ」としか
口に出せなかった

君はどこからやって来て
どこに去って行くのだろう

はるか遠くへ
連れ去ってしまいたいけど
叶わぬ夢だから
露出を全開にして
記憶のフィルムに焼き付けるだけ

熱い風の中で
いつの日か
再び会えることを信じて