2017-02-08 輪 舞 光陰矢の如し か…… わしらも歳を取ったもんだしかし 気ままな日々を送るのも 悪いばかりじゃないようだ若い頃はお前を 枝の隙間から眺めては ため息に揺れるばかりだったが しわくちゃになった今 こんな近くで向き合えるんだからこれで 心置きなく土に還れる というものささあ もう一度吹いておくれ カサカサと華麗に ロンドを踊るためにこの身を軽やかに舞い上げる 枯木の下のつむじ風よ