欠 落

降り注ぐ光によく似合う
少し硬めのソファ

まだ素足が快適な
少し冷たいフローリングには
レゲエのリズムが刻まれ

去り行く夏を惜しみながら
冷たいグラスを傾ける

揺れるカーテンを目で追うと
かすかな眠気を感じて
癒やされていく心と体……

そんな昼下がりに
そんな休日の午後に
ただ
君だけが足りない