碧空記念日

せっかくの休みなのに
予定が決まらないまま
時間ばかりが過ぎて行く

そんな真夜中
思い起こされてきたのは
汚れも気にせず
野山で遊んだ遠い夏の記憶

あの時の空は
どこまでも高く碧く
快い清々しさがあった

スヤスヤと寝息を立てる
まるで君と迎えた
初めての朝のような……

よし
夜が明けたら当てもなく
どこか遠くへ出かけようか

懐かしの空を探しに
記念日の思い出を見つけに