2012-08-23 処 暑 いつものように 電話を掛けて いつもと同様に 他愛の無い話 ただ少し いつもと違うのは 元気が無いことと 通話時間が減ったこと そして 会話を終える頃になると 声に張りが戻る君に 僕は秋の気配を感じつつ 切れた電話を握ったまま 頬杖をつき ため息をつき ぼんやり外を眺める 窓の向こうでは 名ばかりの処暑が 陽炎を揺り動かすけど もう僕らの熱さは とっくに落ち着いてるね