哀しいけれど
おいらはチキン

好きな子がいても
告ることもできず
いじめっ子に対して
歯向かうこともできず
ただ狭い小屋から
甲高く叫ぶだけ

本当はいつか
大空を飛びたいけれど
ブザマな格好を
さらすだけだろう

だから
今日もひとりで
エサをついばんでるのさ

おいらにふさわしい生き方は
無理な背伸びをせず
部屋でおとなしくしてること

それもアリだと思うし
それが一番だと思うから