秋の夜長

眠れない夜
モノクロの部屋

カーテンを開けた先に
涼しげに泳ぐ月の姿

元気だったかい?

星と街が融け合う果てまでを
柔らかく照らし
ここまでおいでと誘うけど

僕は一人
静かにグラスを傾ける

君こそもっと
近くへ下りておいで

誰も知らない同士
積もりに積もった話をしよう

夜はまだ長いから